本業の収入を上げる。管理職への昇進でいちばん大きかったのは、人を育てる姿勢
「収入を増やしたい。副業のほかに、できることはないだろうか」
本業の昇進も、収入を上げる道の一つです。私は管理職に昇進して、手取りが年間で数百万円増えました。
成果を出し続けるのは、大前提。そのうえで、いちばん大きかったと感じているのは、人を育てる姿勢でした。話を最後まで聞き、丁寧な言葉で、適切な方向に導く。評価シートを読み込み、成果報告を丁寧に書くことも続けてきました。
本業には、新人のころから真剣に向き合ってきた
本業をおろそかにしたことは、新人のころから一度もありません。目の前の仕事に、ずっと真剣に取り組んできました。
そのうえで、収入をもう一段上げたいと考えたきっかけがあります。資産が1,000万円に届いたときです。
目指しているのは、SIDE FIRE(仕事と資産で生活費をまかない、働く量を減らす暮らし)。節目を越えてうれしかった一方で、こうも思いました。
この積立額のままだと、目標までは相当かかる。
積立に回すお金を増やすには、入ってくるお金も増やしたい。そこから、仕事の進め方を見直し、簿記3級やWebライティングにも取り組んでいきました。
成果は大前提。いちばん大きかったのは、人を育てる姿勢
私の職場では、仕事ができること、成果を出し続けることは当たり前に求められます。そのうえで、昇格していく人に共通していると感じるのは、人を育てられるかどうかです。
私が大事にしているのは、傾聴(相手の話に耳を傾け、理解しようとすること)です。人の話を最後まで聞き、理解する。そのうえで、適切な方向に導く。
言葉づかいも大切にしています。乱暴な物言いはせず、丁寧な言葉で、相手を尊重する。
土台にあるのは、『嫌われる勇気』で学んだ、フラットな世界観です。上か下かではなく、対等な関係として人と向き合う。
振り返ると、この姿勢が、昇格にいちばんつながったと感じています。もちろん、成果を出し続けることがあってこそです。
これから、仕事の一部をAIが担う場面は、もっと増えていくはずです。私もいま、仕事でAIを積極的に使っていて、作業の一部を手伝ってもらっています。
AIに作業を手伝ってもらっても、相手の話を聞き、気持ちをくみ取りながら育てる役割は、私自身が担いたい。AIが作業を担う場面が増えるほど、人と向き合う力を大切にしたいと考えています。
評価シートは、会社が目指す姿として読む
評価シートや人事制度は、しっかり読んで理解する。私が大事にしてきたことの一つです。
そこには、会社が作り上げていきたい企業文化が表れていると思います。
たとえば、周りの人と協力して業務を進められているか。それが評価の指標なら、他部署としっかり連携し、協力して仕事を進める。会社の理念があれば、それを理解し、日々の仕事に意識して反映する。
私も、そうした指標を意識しながら、職場での振る舞いを考えてきました。
自分の職場の評価シートを読むときは、次の3つを確かめてみてください。
- 次の役割に求められる仕事は何か
- 昇給や昇格の条件は何か
- どんな成果を、何で判断するのか
会社によって、評価や昇給の仕組みは違います。まずは自分の職場の指標を知るところからです。
成果報告は、結果だけでなく過程まで丁寧に書く
成果報告の制度がある会社なら、適当に書くのはもったいないと思います。
私は、目標に対してどんな成果が出たのか、そこに至るまでに何をしたのかを、丁寧な文章で書くようにしています。
日々の仕事を、いつもしっかり見てくれている上司ばかりではありません。だからこそ、自分の仕事の成果は、自分の言葉で伝える。
ここを面倒くさがってしまうと、せっかくの成果が伝わらないまま終わってしまうかもしれません。
報告の文章を書くときには、Webライティングで身につけた書く力も役立っています。
本業の成果を支えた、3つの取り組み
人を育てる姿勢とあわせて、仕事の成果を支えているのが、仕事の進め方の見直しと、簿記3級・Webライティングの学びです。
1. 仕事を効率的に回す
本当に自分が取り組む必要のある仕事を仕分け、そこに集中しています。自分がやらなくてもよい仕事は、ほかの人に任せる。最近では、AIも積極的に活用しています。
何でも自分で抱えるより、自分が担うべき仕事に力を使う。そのほうが成果につながると実感しています。
2. 簿記3級で、お金の流れを学ぶ
仕事では数字を扱うことが多く、企業の健全性を確かめる機会もあります。管理職として予算の管理に関わる立場でもあり、簿記3級の知識を使う場面があります。
3. Webライティングで、書く力を鍛える
Webライティングで2年、100記事以上を書いた経験は、社内の報告資料を作るときに役立っています。
「この言い回しのほうが伝わりやすいかな」「読み手は何を知りたいのかな」。記事を書くときと、考えることには共通点が多いのです。
副業は、本業に活かせるものである必要はないと思っています。私の場合は、結果的に本業にもつながりました。ライティングは社内の報告書に役立ち、物販では商売の流れを学びました。ブログでも、相手に伝わる書き方を考え続けています。
管理職に昇進して、手取りは年間で数百万円増えた
管理職への昇進で、手取りは年間で数百万円増えています。具体的な金額は書きませんが、本業の一段が家計に与える影響は大きいものでした。
昇進のあと、世帯の積立を月30万円に増やしています。入ってくるお金が増えたことで、積立に回せるお金も増えました。
その後、もう一段昇進しています。わが家では、妻の働き方の変化も世帯収入を増やす要因でした。家計の変化は、私の昇進だけによるものではありません。
自分の仕事と、家族の働き方。その両方が、世帯の稼ぐ力につながっている。
昇給の機会は、会社の制度にも左右される
準備をすれば、自分の望む時期に昇進できるとは限りません。会社の制度やポスト、業績によって、動ける範囲は変わります。
本業の収入を見直すときは、努力することと、その職場で実現できることの両方を見る必要があります。
本業だけで収入を増やす余地が小さいなら、副業の選び方や、転職先を選ぶ条件も選択肢に入れる。私は本業を軸にしながら、副業で学ぶこと、投資で資産を育てることも組み合わせてきました。
まとめ:成果を出し続け、そのうえで人を育てる
本業の昇進も、収入を上げる道の一つ。成果は大前提で、私にとっていちばん大きかったのは、人を育てる姿勢でした。
- 話を最後まで聞き、丁寧な言葉で、適切な方向に導く
- 評価シートは、会社が目指す姿として読み込む
- 成果報告は、結果と過程まで丁寧に書く
管理職への昇進で、手取りは年間で数百万円増えました。本業には、すでに使っている時間と、積み重ねてきた経験があります。収入を増やす方法を考えるとき、まずそこにも目を向けてみる。私が大切にしている視点です。
まずは、自分の職場の評価シートを、もう一度読んでみてください。次の役割では、何が求められているでしょうか。協力すること、後輩を育てること、成果を伝えること。その中から一つ選び、明日の仕事で意識してみるのがおすすめです。
明日もまた、歩きながら考えます。
はいと
40代・4人家族の会社員。
お金の知識がなかった、あの頃の自分に向けて書いています。
※本記事は、私自身の経験にもとづく考え方です。評価や昇給のしくみは会社によって異なります。昇進による手取りの増え方も、役職手当の額や税金・社会保険料によって人それぞれです。具体的な対応は、ご自身の職場の制度に合わせてご検討ください。
情報の出どころ
- 本記事の昇進・手取りの変化・評価シートの読み方・成果報告の書き方は、私自身の経験です。勤務先・職種・役職名・具体的な金額は載せていません。
- フラットな世界観を学んだ本:岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社、2013年)
- 転職という選択については、転職先を選ぶ条件の記事に書いています。

はいと

